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HONEY ANNEX 5実績一覧へもどる

物件概要 Outline

名称 Honey Annex 5(ハニーアネックス ファイブ)
所在地 横浜市港北区大曽根2丁目30-16
交 通 東急東横線「綱島」駅徒歩13分
構造規模 重量鉄骨+ラムダサイディング造2階建
用途・戸数 3戸
間取り 2LDK+ロフト(専用駐車場各戸1台分)
竣工年月 2005年3月
総合企画・設計・監理 株式会社ランドブレイン
施 工 三木組

コンセプト Concept

東急東横線「綱島」駅の南西、鶴見川を越えたところにある閑静な住宅地。 小学校の正門に隣接する街区の角地を有効利用するご相談を頂きました。 「戸建て住宅が多い場所なので、街に溶け込みながら隣接する人々との融和の図れる建物であること。 入居される方がこの地で明るく豊かな暮らしが出来、建物が永く愛され続け、利用される住まいを建てたい」。 地元を大切にするお施主様の想いを受けて本プロジェクトはスタートしました。低層の住宅が並ぶ本地は、元々建築的法規制の厳しい場所。斜線制限などで切られた残りに目一杯建物を建てるような無味乾燥な住宅は建てたくない。暖かな住まいの雰囲気を周りに住む方々や通学路を通う小学生達に伝え、街をより明るくしたい。そんな想いは、とても変わった外観へとプランニングされていきました。敷地の約半分まで建てられた建物の前面から延びる鉄骨のアーチ柱は、 建物と一体となりながら全体を半円状に見せ、同心円で内側にも施された柱と合わせ、木々が群がり生える「木立」の様相をイメージしたもので、やわらかさと安定感があります。建物内部の特徴は、南側の開口を広くとったリビング。弧を描きながら最高で4メートル以上ある天井には、要所に光を取り入れる小窓を配置。一体となった階段の吹抜けから一階の廊下、階段下のトイレまで光を落としていきます。逆に夜は、ウッドデッキの隙間やアーチの重なりから漏れる室内の明かりが、木漏れ日のように周囲を照らし、道を通る人々に「家」のあたたかさを伝えます。また、リビングの先にある広大なウッドデッキは段差なく続き、外から見たデッキ、リビングから見たロフトの関係が、大樹の上に作られた「秘密基地」のような楽しさを演出しています。他にも「住む方には健康で快適な生活を営んでもらいたい」と、オーナー様の配慮により、 床暖房やセントラルクリーナー、換気機能付のエアコンなど、生活を充実させる設備を取り入れました。

竣工後、しばらく経ってから建物の前を通りました。住む人にとって、周囲にとって、本当にいいものが出来たであろうか気になっていましたが、デッキの合間からやわらかに漏れる光と、中から家族の談笑する声が聞こえた時、このプロジェクトが無事終わったと感じました。

地図 Location

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